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何だかやりきれない気持ちでいっぱいです。
感想を言葉にするためのまとまった時間がほしい今日この頃。
この・・・ブルジョワがっ!!
感想は時間があるときに。。。
第2回 ホラーサスペンス大賞 大賞受賞作
バイト先の上司からお借りしました。
曰く「ものすっごく、グロイよ!」
オール明けで一番グロイところを読んだら、転寝の最中夢に出てきました。
危うく・・・もう、色んな意味で危なかったです。
感想はまた後で。
嗜好というものは年齢と共に変わり行くものなのですね。
初めて金閣寺を読んだのは中学生の時(だったと思う)。
そのときは、途中で挫折して、そのまま返却したんだと思う。
ふっとそれを思い出して書店で購入。
何の抵抗もなくさらりと読めましたよ~。
時間がなかったり持ち歩く本を忘れたりして時間だけはえらくかかりましたが。
こんな事件が本当にあったなんて、信じられないですね。
しかし、何百ページもかけて少年の心理が描かれているのに、結末はたったの数ページで終わってしまうなんて。
ある意味ものっそい現実的です。
ちょっと前に『潮騒』を読んだばかりだったので、なんだか妙な安心感を抱きました。
「ぁぁ、やっぱり三島はこうでなくっちゃ」
というか何と言うか。
『潮騒』は“三島”を期待して読むとちょっとピュアすぎるのです。
(でも好きですけどね。)
近代文学は素晴らしい!
三島由紀夫・太宰治・夏目漱石は素敵です。谷崎も嫌いじゃないです。
折角嗜好が変わってきたのだから、もっと色んなジャンルに手を出したいものです。
―印象に残った台詞?―
「裏に向ひ外に向つて逢着せば便ち殺せ」
「仏に逢うては仏を殺し、祖に逢うては祖を殺し、羅漢に逢うては羅漢を殺し、父母に逢うては父母を殺し、親眷に逢うては親眷を殺して、初めて解脱を得ん。物と拘はらず透脱自在なり」
昔読んだ漫画に出てきたなぁ。なんて懐かしんでみたり。
以前友人に影響されて以前に村上龍を読んだときは、あまりのファシスト色の強さに中てられて、不安定になったりしていたけれど、今回の「69」はその“龍のイメージ”とまったく違うものだった。
主人公が少年だからかしら。
龍の色(だと私が思っている)独善的な思考と行動。その部分だけを取り出すと、鼻持ちならない小童め!という感じもするけれど、基本的なテンションが明るい為非常に読みやすい。
ただ、友人にも聞いていたけれど、大きなフォントで書いてある文字があるため、ステージ前に強制的にネタをチラ見させられているような気分になりました。
それがいいとも悪いとも言わないけどね。言わないけど、さ。
それにしても、“龍”が、読み易いなんて…!
素直な気持ちで読みきることができたことに吃驚。
先入観で本を選ぶことの愚行を改めて認識させられました。
選り好みはやめよう。
思春期特有の独善的・自己中心的思考、苛立ち、誇大妄想、もろもろ、ナチュラルにハイテンションに描かれているためまったく拒否反応が出ない。素直に読める。
―印象深い台詞―
「話すことで、僕はスターとなった。暗く反省しても誰もついて来ない。楽しんでいる奴が勝ちなのだ。
たとえ退学になってもオレはお前らにだけは負けないぞ、一生、オレの楽しい笑い声を聞かせてやる………。」
(本文抜粋)