忍者ブログ
上辺だけの言葉も、熟慮の上の台詞も、全て戯言?
[7]  [6]  [5]  [4]  [3]  [2]  [1
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 嗜好というものは年齢と共に変わり行くものなのですね。
 初めて金閣寺を読んだのは中学生の時(だったと思う)。
 そのときは、途中で挫折して、そのまま返却したんだと思う。

 ふっとそれを思い出して書店で購入。
 何の抵抗もなくさらりと読めましたよ~。
 時間がなかったり持ち歩く本を忘れたりして時間だけはえらくかかりましたが。

 こんな事件が本当にあったなんて、信じられないですね。
 しかし、何百ページもかけて少年の心理が描かれているのに、結末はたったの数ページで終わってしまうなんて。
 ある意味ものっそい現実的です。

 ちょっと前に『潮騒』を読んだばかりだったので、なんだか妙な安心感を抱きました。
 「ぁぁ、やっぱり三島はこうでなくっちゃ」
 というか何と言うか。

 『潮騒』は“三島”を期待して読むとちょっとピュアすぎるのです。
 (でも好きですけどね。)

 近代文学は素晴らしい!
 
 三島由紀夫・太宰治・夏目漱石は素敵です。谷崎も嫌いじゃないです。

 折角嗜好が変わってきたのだから、もっと色んなジャンルに手を出したいものです。

―印象に残った台詞?―

「裏に向ひ外に向つて逢着せば便ち殺せ」

「仏に逢うては仏を殺し、祖に逢うては祖を殺し、羅漢に逢うては羅漢を殺し、父母に逢うては父母を殺し、親眷に逢うては親眷を殺して、初めて解脱を得ん。物と拘はらず透脱自在なり」

昔読んだ漫画に出てきたなぁ。なんて懐かしんでみたり。

PR
●●● COMMENT ROOM ●●●
NAME
SUBJECT
COLOR
MAIL
URL
COMMENT
PASS   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
無題
私は三島は紹介されている“潮騒”しか読んだことがありません。金閣寺もいつか読んでみます。
近代文学では先にあげられている漱石などは好きです。私の尊敬する国語講師にいわせると、彼の作品とはしぶーいお茶をすするような感覚だと。つまり読後10年位たったとき、また読みたい気分にさせられるのだと。ちなみに私は無頼派では太宰もよいのですが、やはり安吾を推します。近い将来、檀一雄にも幅を広げてみたのですが。読んだことおありですか?
清少納言 2006/11/17(Fri)00:49:17 編集
コメントありがとうございます。
講師の方の言う漱石に関する感覚、とてもしっくりきますね。
中学生くらいの頃に読んだものをふっと今、読み返したくなったりしていますし。
太宰は好きですが、安吾も壇一雄もまだ読んだことがないのです。
近代文学に手を出してからまだまだ日が浅いものですから。
九十九 2006/11/17(Fri)10:03:29 編集
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カウンター
プロフィール
HN:
マイティ
年齢:
40
性別:
非公開
誕生日:
1984/09/19
趣味:
活字と触れ合うこと。
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新CM
[11/20 枕草思]
[11/20 九十九]
[11/19 枕草思]
[11/17 九十九]
[11/17 清少納言]
リンク
最新TB
ブログ内検索
バーコード
アーカイブ
フリーエリア
アクセス解析
忍者ブログ [PR]
【 ♥ イラスト提供:Night on the Planet ♥ 】